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kakts-log

programming について調べたことを整理していきます

ChromeのHeadlessモードを使ってみる。

Headless Chromeとは

chrome 59から、Headlessブラウザとしてchromeを使うことができるようになりました。
https://www.chromestatus.com/features/5678767817097216

2017年5月3日現在では chrome beta版でchrome 59、chrome canary版でchrome 60を利用することができます

https://www.google.co.jp/chrome/browser/beta.html https://www.google.co.jp/chrome/browser/canary.html

Headless ブラウザ

HeadlessブラウザとはGUIの無いブラウザのことで、モニター上では見ることができないですが、
指定したurlに対してhttp httpsで実際にローディングして、DOMやhttpヘッダー情報などを取得して操作することができます。
Headless computer - Wikipedia 主にUIのテストなどで活用されていて、現在までHeadlessブラウザとして有名だったphantom.jsは、今回のHeadless chromeの登場により 開発終了となるそうです。
https://groups.google.com/forum/#!topic/phantomjs/9aI5d-LDuNE

Headless Chromeを使えるようにする。

今回はGoogle本家の解説記事を参考に進めていきます。
Getting Started with Headless Chrome  |  Web  |  Google Developers

本記事では、chromeのcanary版を利用します。 利用OSはmacOSを前提に進めます。
2017年5月3日現在 chromeのバージョンは60.0.3088.0で、 バージョン59以降なら本記事の通りにHeadless Chromeを利用できます。
下記ページから chrome canary版をダウンロードしてください。 https://www.google.com/chrome/browser/canary.html

Headless Chromeを使うためには、ここでダウンロードしたchrome canary版をターミナルから直接実行することで利用できます。
macOSにおいて、chrome canary版のアプリは/Applications/Google Chrome Canary.appにインストールされるので、コレを実行するようにします。

まずターミナルで楽に使えるようにエイリアスを設定します。

~/.bash_profileに以下のものを記述します。
ここでは3つエイリアスに設定していますが。 chrome-canaryのみ使います。 chrome通常版がバージョン59以上になっている場合はchromeエイリアスを使って実行してください。

# chrome通常版が ver59以上の場合 コレを使う。  
alias chrome="/Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome"

# chrome canary版 本記事ではこのエイリアスを使って実行する。  
alias chrome-canary="/Applications/Google\ Chrome\ Canary.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome\ Canary"

# 本家の解説記事で書いてあるが、本記事では実際には使いません。  
alias chromium="/Applications/Chromium.app/Contents/MacOS/Chromium"

source ~/.bash_profile で設定を読み込んだ上で、canaryのバージョンを確認してコマンドが呼び出せるか確認します。

$ chrome-canary --version
Google Chrome 60.0.3088.0 canary

これで、chrome-canaryへのエイリアスが効いているのと、バージョンが59以上になっていることが確認できたのでHeadlessモードでchromeが使える状態になりました。

Headlessモードを使ってみる

ここでターミナルからchrome-canaryコマンドを使ってHeadlessモードを実際に試してみます。
注意点としてはHeadlessモードを使う際は必ず –headlessフラグを付ける必要があります。
–headlessフラグに加えて、いくつかのフラグを実行時に追加することで様々なことができます。
全てではないですが、利用可能なフラグは下記のソースで見ることができます。
https://cs.chromium.org/chromium/src/headless/app/headless_shell_switches.cc

指定urlのDOMを取得する

–dump-dom フラグを追加することで、指定urlでアクセスした際の、document.body.innerHTML の値を出力します。

$chrome-canary --headless --dump-dom https://www.chromestatus.com/
指定urlのinnerHTML出力
<body class="loading">

<!--<div id="site-banner">
  <a href="https://www.youtube.com/watch?v=Rd0plknSPYU" target="_blank">
  <iron-icon icon="chromestatus:ondemand-video"></iron-icon> How we built it</a>
</div>-->

<app-drawer-layout fullbleed="">
  <app-drawer swipe-open="" style="transition-duration: 200ms;">
    <div class="drawer-content-wrapper">
      
<h3>Chrome versions</h3>
..........

スクリーンショットを撮る

–screenshop フラグを追加して、 指定urlでブラウザでアクセスした際のスクリーンショットを撮ることができます。
–window-sizeを追加で指定することで特定のwindowサイズで表示した場合も撮ることができます。

chrome-canary --headless --screenshot https://www.chromestatus.com/
[0503/175140.000000:INFO:headless_shell.cc(437)] Written to file screenshot.png.

# Size of a standard letterhead.
chrome-canary --headless --screenshot --window-size=1280,1696 https://www.chromestatus.com/
[0503/175141.000000:INFO:headless_shell.cc(437)] Written to file screenshot.png.

# Nexus 5x
chrome-canary --headless --screenshot --window-size=412,732 https://www.chromestatus.com/
[0503/175142.00000:INFO:headless_shell.cc(437)] Written to file screenshot.png.

実行したカレントディレクトリにスクリーンショットの画像がダウンロードされます。

参考

Getting Started with Headless Chrome  |  Web  |  Google Developers